発表

SS-055

ソーシャル・キャピタルと健康,幸福感に関する研究の新展開:心理学と社会疫学から

[企画代表者、話題提供者] 芳賀 道匡:1, [企画者] 坂本 真士:2, [話題提供者] 浅野 良輔:3, [話題提供者] 内田 由紀子:4, [話題提供者] 近藤 克則#:5
1:日本大学文理学部人文科学研究所, 2:日本大学, 3:久留米大学, 4:京都大学こころの未来研究センター, 5:千葉大学予防医学センター

21世紀に入り,コミュニティや国のレベルで発生している健康や幸福感の格差を示唆する実証的知見が得られてきた。それらの格差を扱った研究では,人とのつながりに関する包括的な理論であるソーシャル・キャピタル理論を用いた説明が試みられている。たとえば心理学では,コミュニティの制度や都市度,地域文化の違いがソーシャル・キャピタル(以下,SC)に影響を与え,さらに健康や幸福感に影響を与えることを示唆した知見を蓄積している。他方,同テーマは,WHOがまとめた健康の社会的決定要因に関する仮説の実証と政策への提言,一般への普及を志向した領域である社会疫学において精力的に検証されてきた。本シンポジウムでは,SCから健康や幸福感への影響を示唆する心理学および社会疫学の研究を紹介し,今後の実践的介入のために必要となる研究の方向性について検討したい。
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