発表

SS-021

身体化する思考:指尖脈波で示される生体信号リズムを通して

[企画代表者、司会者] 岡林 春雄:1, [話題提供者] 前田 優輔:2, [指定討論者] 鈴木 平:2, [指定討論者] 河合 優年:3
1:徳島文理大学, 2:桜美林大学, 3:武庫川女子大学

身体化(embodiment: Varela, et al., 1991)が話題になっている。その背景にはダイナミカルシステム(DS)理論があるのだが,Embodied embedded cognitionなどの用語では,認知するとき,主知主義ではなく,周囲にある事物などの具体的な手がかりや,環境認知そのものを考慮し,知的な存在の認知の形態を全体的にとらえる志向性が示唆されている。思考は見えないもので,つかみにくいものであるが,思考を生体リズムという観点—身体化につながるーからとらえた研究を考えてみよう。生体リズムのもつ安定性と応答性という相反するような2つの特徴がコラボレートすることにより,思考レベルが深まったり,浅くなったりするダイナミクスが読み取れるであろう。本シンポでは,指尖脈波を使って測定した生体信号から思考過程を探求した研究を基に,DS理論の特徴をふまえてディスカッションする。
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