発表

SS-008

複雑な群集ほど安定なのか:ダイナミカルシステム理論からの追究

[企画代表者] 岡林 春雄:1
[話題提供者] 瀧本 岳#:2, [指定討論者] 千野 直仁:3, [指定討論者] 中川 正宣:4
1:山梨大学, 2:東京大学大学院農学生命科学研究所, 3:愛知学院大学, 4:東京工業大学

生息する生物はさまざまな相互作用により結ばれているが、この生物群集が維持されているしくみは解明されていない。本シンポでは、「複雑な群集ほど安定なのか」という命題を中心に、ダイナミカルシステム理論の応用を考えてみたい。話題提供者の瀧本岳氏は生態学の第一人者で、ダイナミカルシステム(力学系)理論を用い、この命題にアプローチしている。生態学で使われる力学系とは、生物の個体数の時間変化を、微分方程式などを用いて記述したものである。この力学系を使って、複雑な生物どうしの相互作用や、生物と周囲の物理化学環境との相互作用をモデル化し、ある生物の存続や個体数の増減、あるいは生物群集全体のふるまいを決めているしくみの本質を探り出し、理論予測を導き出している。その話題提供から、心理学にダイナミカルシステム理論をどのように取り入れ、どのように応用できるのか、ダイナミカル安定性の概念を確認するとともに議論する。
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