セッション

中国やロシアなどへのビザ発給要件の緩和や航空ネットワークなどの拡大により2015年の訪日外国人旅行者数は1974万人に達した。日本式の“おもてなし”が世界中に受け入れられたことは想像に難くないが、2012年に836万人であったことを考えると予想以上の伸びであった。2020年には東京オリンピック・パラリンピックの開催が決定されており、政府は新たな目標として2020年の訪日外国人旅行者数を4000万人とし、社会のインフラを急ピッチで整備している。医療とて例外ではなくある一定の確率で生じる外国人の疾病者が安心して医療機関を訪れることのできる診療体制の確立が急務である。またWHOにより世界で最高水準と称賛されている日本式の上質な医療を求めて来日する外国人も急増しており今や外国人に対する診療は他人事ではない。ただそこには言語、背景となる文化や生活習慣、宗教観などの違いから日本人と同じというわけにはいかない。そこで今回は外国人診療に経験のある施設から外国人診療の現況や問題点を多方面から発表していただき今後の課題を明らかにしたい。
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