演題詳細

一般口演

一般口演(41) : 小腸基礎-1

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開催日
2010年04月08日(木)
時 間
08:30 - 09:26
会 場
第13会場(2号館 3階 会議室231)
司会
高田 秀穂 (関西医科大学滝井病院外科)

ラット腸管虚血再灌流障害における抗好中球モノクロナール抗体Urge-8の腸管障害軽減効果およびサイトカインへの影響について

演題番号 : OP-041-1

甲谷 孝史:1 阿部 康人:2 

1:宇和島市立吉田病院外科 2:愛媛大学分子病理学 

 

【目的】腸管虚血後の血流再開により,虚血再灌流障害が生ずる.この障害軽減を目的に実験を行った.【方法】ラット腸管虚血再灌流障害モデルに対し,抗好中球モノクロナール抗体Urge-8を静脈投与,障害を軽減できるか否かを検討.8週齢の雄性ウィスター系ラットを以下の3群に分類.1)単開腹群(S群),2)Control群(C群):虚血30分前IgG1抗体投与,3)Urge-8投与群(U群):虚血30分前Urge-8 250μg/kgを投与.45分虚血,6,12,24時間再灌流で,好中球貪食能,サイトカインおよび回腸の病理学的検討を施行.【結果】回腸病理所見は,U群は浸潤程度の強い症例が少ない.貪食能は,再灌流6,12時間で,U群はS,C群より約30%減少.IL-6,TNF-α値は,再灌流6,12時間で,U群はS,C群より抑制.また,IL1-β値は再灌流6時間で,U群はC群より上昇.【結語】Urge-8抗体は,好中球機能を抑え,サイトカイン放出を抑制することにより虚血再灌流障害を軽減した可能性が示唆された.

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