演題詳細

一般口演

一般口演(31) : 新しい低侵襲手術-1

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開催日
2010年04月08日(木)
時 間
08:30 - 09:05
会 場
第11会場(2号館 3階 会議室232+233)
司会
西田 俊朗 (大阪警察病院外科)

NOTESにおける安全な経大腸的アプローチ法の開発:ESD技術を応用した粘膜下トンネル法

演題番号 : OP-031-3

河野 洋平:1 安田 一弘:1 赤木 智徳:1 川口 孝二:1 鈴木 浩輔:1 吉住 文孝:1 猪股 雅史:1 白石 憲男:1 北野 正剛:1 

1:大分大学第一外科 

 

【背景】NOTESは新しい低侵襲手術手技として注目されている.ESDの技術を応用した粘膜下トンネル法による経大腸アプローチを開発し,feasibilityを検討した.
【方法】対象はブタ5頭で,軟性内視鏡を使用し,上部直腸前壁においてESDの技術を用いて5cmの粘膜下トンネルを作成した.トンネル先端に孔を開け,腹腔内観察を行った.1週間の経過観察後に犠死させ,臨床経過・腹腔内所見・粘膜下トンネルの治癒状況・腹水培養について検討した.
【結果】漿膜筋層穿孔を起こした1例を除き,術中偶発症は認めなかった.観察期間中に腹膜炎の徴候はなく,食事摂取良好であった.剖検では漿膜筋層穿孔例に限局性腹膜炎を認めたが,他の4頭は腹水や膿瘍形成などの腹膜炎所見や癒着はなく,トンネル部は瘢痕化していた.腹水培養は陰性であった.
【結語】大腸壁は薄いため熟練したESD技術を必要とするが,粘膜下トンネル法は安全な経大腸アプローチ法になりうる.

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