演題詳細

一般口演

一般口演(292) : 胸腺・縦隔-2

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開催日
2010年04月10日(土)
時 間
15:58 - 16:26
会 場
第21会場(4号館 3階 会議室432)
司会
高木 啓吾 (東邦大学医療センター大森病院呼吸器センター外科)

生体吸収性素材による横隔膜再建

演題番号 : OP-292-3

上野 陽介:1 宮澤 光男:1 合川 公康:1 利光 靖子:1 岡田 克也:1 岡本 光順:1 小山 勇:1 筏 義人:2 

1:埼玉医科大学国際医療センター消化器病センター外科 2:奈良県立医科大学 

 

【目的】我々は,様々な臓器欠損部の修復に適した素材を研究開発している.本研究では,生体吸収性ポリマー(以下BAP)を横隔膜再建に適するように改良し,広範な横隔膜欠損部に移植し,再生過程,および臨床応用の可能性を検討した.【方法】雑種ブタを全身麻酔下に開腹,頂部を中心に左横隔膜を楕円形に8×8cm平方切除し,ここに同サイズに形成したBAPを移植し閉鎖した.移植後8週,24週に,ブタを再開腹,横隔膜を全摘出し,移植部を肉眼的,組織学的に観察した.【結果】移植術後8週では,移植部に一致して光沢がある膜様の組織が再生していた.組織学的に炎症細胞が多く,わずかに中皮様細胞が認められた.術後24週の胸部レントゲン所見で胸腔の体積減少なく,横隔膜の運動性も良好.組織学的には,中皮様細胞が多数認められ,結合組織内の炎症細胞は減少していた.【考察】横隔膜欠損に対するBAPパッチ移植は,新しい横隔膜再建材料として妥当である.

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