演題詳細

一般口演

一般口演(291) : 胸腺・縦隔-1

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開催日
2010年04月10日(土)
時 間
15:30 - 15:58
会 場
第21会場(4号館 3階 会議室432)
司会
中島 淳 (東京大学呼吸器外科)

進行浸潤性胸腺腫に対する治療成績

演題番号 : OP-291-2

松村 勇輝:1 菱田 智之:1 吉田 純司:1 石井 源一郎:2 川瀬 晃和:1 中尾 将之:1 青景 圭樹:1 西村 光世:1 西脇 裕:1 永井 完治:1 

1:国立がんセンター東病院呼吸器科 2:国立がんセンター東臨床腫瘍病理部 

 

(背景)進行浸潤性胸腺腫の治療方針については一定の見解は得られていない.
(対象・方法)92年~08年に治療を受けた正岡II期以上の浸潤性胸腺腫62例を対象とし,完全切除(R0)群,腫瘍遺残:(R1)群,内科治療(Med)群に分け検討した.
(結果)R0群41例,Med群16例の5年生存率は97%,67%で,R0群はMed群に比べ有意に予後良好であった(p<0.01).一方,R1群5例中3例が4年以上無再発生存していた.完全切除の有無以外で,予後を規定する因子は認めなかった.
III期10例中6例に大血管浸潤を認め,R0=3,Med=3であった.R0の1例は術後9年生存した.IV期15例中4例に手術が施行(R0:2,R1:2)され,全例4年以上生存していた.
(結論)予後を規定する因子は完全切除の有無のみだった.一方腫瘍遺残症例や正岡IV期例でも切除により長期生存し,利益が得られる可能性が示唆された.

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