演題詳細

一般口演

一般口演(238) : 肺 基礎-3

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開催日
2010年04月10日(土)
時 間
16:02 - 16:37
会 場
第13会場(2号館 3階 会議室231)
司会
杉尾 賢二 (国立病院九州がんセンター呼吸器科)

乳癌術後肺腫瘤の臨床病理学的検討とEGFR遺伝子変異を用いた原発性肺癌との鑑別

演題番号 : OP-238-5

田中 和美:1 清水 公裕:1 堀口 淳:1 懸川 誠一:1 小川 博臣:1 宮前 洋平:1 竹吉 泉:1 

1:群馬大学臓器病態外科 

 

[はじめに]乳癌の術前・術後の肺腫瘤は,鑑別診断が治療方針決定の重要な鍵となる.我々は,乳癌術後に外科切除した肺腫瘤を臨床病理学的に検討した.さらにEGFR遺伝子変異を解析し,鑑別診断への有用性を検討した.[対象と方法]2002年1月以降に当科で乳癌の術前/術後に肺腫瘤のみを認め切除した29例を病理学的に検討した.また,乳癌合併12例を含む女性原発性肺腺癌98例と乳癌肺転移12例の計110例を対象とし,SMAP法を用いてEGFR遺伝子変異を解析した.[結果]切除した肺腫瘤29例中,原発性肺癌は17例(59%),乳癌肺転移が11例(38%),良性は1例(3%)であった.肺腺癌のEGFR遺伝子変異は乳癌合併で9/12(75%)と,非合併の54/86(63%)に比べ高い傾向にあった.乳癌肺転移12例にEGFR遺伝子変異はなかった.[まとめ]他に遠隔転移のない乳癌術後の肺腫瘤は原発性肺癌の可能性が高く,早期の外科切除を推奨する.また,鑑別診断にEGFR遺伝子変異の有無が有用である.

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