演題詳細

一般口演

一般口演(211) : 鏡視下手術・直腸

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開催日
2010年04月10日(土)
時 間
16:23 - 17:12
会 場
第10会場(2号館 3階 会議室234)
司会
黒柳 洋弥 (癌研有明病院消化器センター外科)

標準治療としてのStage0-I直腸癌に対する腹腔鏡下手術の確立に向けて

演題番号 : OP-211-2

田中 慶太朗:1 奥田 準二:1 近藤 圭策:1 茅野 新:1 山本 誠士:1 清水 徹之介:1 米田 浩二:1 大浦 康宏:1 谷川 允彦:1 

1:大阪医科大学一般・消化器外科 

 

直腸癌に対する腹腔鏡下手術では直腸切離・吻合の困難性と側方リンパ節の扱いが問題点であるが,狭い骨盤腔内でも近接・拡大視効果の利点が生かせる.2009年6月までに施行した522例の腹腔鏡下直腸癌手術のうち側方リンパ節が問題とならないStage0-I直腸癌は164例であった.平均手術時間は264分,平均出血量は67mlであり,縫合不全は4例(2.4%)に認め,無再発生存率はStage 0 100%,Stage I 96%であった.手術のポイントは,下腹神経叢から骨盤神経叢をランドマークとした自律神経温存とTMEの層を意識した肛門管直上までの剥離授動操作である.低位前方切除術では適切な直腸間膜の処理を行ったうえでechelon60を用いて1(~2)回のステイプリングで直腸を切離することが可能になる.prolapsing法やISRなどの究極の肛門温存術への移行も容易である.《結語》Stage0-I直腸癌に対する腹腔鏡下手術は根治性を保った安全な機能温存低侵襲手術として標準治療となる.

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