演題詳細

一般口演

一般口演(194) : 鏡視下手術・食道-2

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開催日
2010年04月10日(土)
時 間
15:37 - 16:12
会 場
第8会場(1号館 3階 会議室131+132)
司会
大杉 治司 (大阪市立大学消化器外科)

重篤な合併症を有する食道癌症例に対する縦隔鏡補助下食道切除術

演題番号 : OP-194-3

小出 直彦:1 小松 大介:1 鈴木 彰:1 佐近 雅宏:1 宮川 眞一:1 

1:信州大学消化器外科 

 

「緒言」食道癌治療前合併症の存在により外科治療の限界を有する症例に縦隔鏡補助下食道切除術(MAE)を行い,外科切除のmodalityの一つとなりうるかを検討した.「対象」合併症を有し右胸腔アプローチが困難と考えられた15例にMAEを施行した.「結果」右胸腔アプローチを避けた主因は,肺癌切除後4,喘息2,COPD3,両側陳旧性肺結核1,右肺非定型抗酸菌症1,慢性心不全1,肝硬変3例であった.平均手術時間6時間41分,平均出血量446mlであった.術後合併症は8例(53.3%)に認めたが,手術関連死亡は認めなかった.食道癌転移再発による死亡は2例で,他疾患死亡は5例(33.3%)に認め,術後累積5生率は44.2%,無再発5生率は85.1%であった.「結語」右胸腔アプローチを避けたい食道癌症例に対してMAEは安全に施行可能であった.しかし治療の限界として,無再発であるが他疾患による死亡例がその3分の1に認められ,今後の課題である.

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