演題

OP-038-8

胃癌に対する胃切除術とピロリ菌の除菌時期に関するランダム化比較試験

[演者] 本多 通孝:1
[著者] 比企 直樹:1, 布部 創也:1, 大橋 学:1, 峯 真司:1, 神谷 諭:1, 渡邉 雅之:1, 佐野 武:1, 山口 俊晴:1
1:がん研有明病院消化器センター消化器外科

【背景】胃切除術が予定された胃癌患者においてH. pylori 菌の適切な除菌時期は明らかでない.【対象と方法】研究デザインは単施設のランダム化比較試験(UMIN登録ID 000002669).胃切除を予定された胃癌患者のうち,H. pylori陽性と診断された症例を対象に,完全無作為化法により術前除菌群と術後除菌群に割り付けた.除菌薬剤はラベプラゾールナトリウム,クラリスロマイシン,アモキシリンの3剤.尿素呼気試験と便中抗原の陰性を除菌成功と定義した.【結果】ITT解析は術前:術後=70:72,年齢中央値60歳,男:女=67:72,幽門側胃切除術:幽門保存胃切除術=85:57,両群間で背景因子に差を認めなかった.除菌成功割合(%)は術前:術後=68.6:69.4(p=1.000)であり差を認めなかった.術式,病期,年齢による成功割合にも明らかな差はなかった.【結論】胃切除患者に対するH. pylori の除菌は術前と術後で成功割合に差を認めなかった.
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