演題

OP-038-7

胃癌胃全摘術後の腸管運動機能低下に対する大建中湯の有用性:多施設前向き無作為化比較試験

[演者] 西川 和宏:1
[著者] 西田 俊朗:2, 高橋 剛:3, 赤丸 祐介:4, 大森 健:5, 三方 彰喜:6, 山村 憲幸:7, 野呂 浩史:4, 宮崎 知:8, 遠藤 俊治:9, 伊藤 壽記:3, 瀧口 修司:3, 森 正樹:3, 土岐 祐一郎:3
1:国立病院大阪医療センター外科, 2:国立がん研究センター東病院, 3:大阪大学消化器外科, 4:大阪厚生年金病院外科, 5:大阪府立成人病センター消化器外科, 6:大阪労災病院外科, 7:りんくう総合医療センター市立泉佐野病院外科, 8:社会保険紀南病院外科, 9:東大阪市立総合病院消化器外科

胃癌胃全摘術後腸管運動機能低下に対する大建中湯(DKT)の臨床的有効性を明らかにする目的で多施設前向き無作為化比較試験を行った。【方法】評価項目は腸閉塞発生率、便通、腸管内ガススコア(GVS)、QOL等。胃全摘・R-Y再建・R0切除例を対象にDKT投与群41例と非投与群40例に割付。投与群はDKT 2.5g×3/dayを服用。【結果】腸閉塞発生は投与群1例、非投与群2例で有意差なし。初回排便期間は有意差なし。排便回数は投与群1.1±0.6回/日、非投与群0.8±0.4回/日 (p=0.037)。Bristol stool scaleにて投与群3.7±0.8 points、非投与群3.1±0.8 pointsで便性状は投与群で軟であった(P=0.041)。GVSは術後7日(78±25 %:108±35 %)、1か月(70±26:95±49)、3か月(62±33:90±38)とも投与群で有意に少なかった(p<0.05)。QOLスコアは有意差なし。DKTに起因する有害事象は認めず。【結語】大建中湯は胃全摘術後腸管運動機能低下からの早期回復を見込める。
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