演題

OP-038-6

胃癌術前の下肢静脈血栓症の頻度と危険因子

[演者] 谷澤 豊:1
[著者] 坂東 悦郎:1, 徳永 正則:1, 川村 泰一:1, 幕内 梨恵:1, 三木 友一朗:1, 上坂 克彦:2, 絹笠 祐介:2, 寺島 雅典:1
1:静岡県立静岡がんセンター胃外科, 2:静岡県立静岡がんセンター消化器外科

【目的】胃癌術前のDVTの頻度とその危険因子を明らかにすること。【対象と方法】対象は2010年5月以降に術前に下肢静脈エコーを施行した胃癌患者1140例。DVTの危険因子を抽出するため、年齢(≧80歳 vs <80歳)、性別、PS(≧1 vs 0)、BMI(≧25 vs <25)、進行度(Stage IV vs StageI-III)、および、術前化学療法、ステロイド投与、高血圧、慢性心疾患、下肢静脈瘤、中心静脈カテーテル(CVC)留置、下肢麻痺の有無を目的変数として、ロジスティック回帰分析を行った。【結果】DVT(+)症例は86例(7.5%)。年齢(≧80歳;p=0.001)、性別(女性;p<0.001)、PS(≧1; p<0.001)、術前化学療法(あり; p=0.003)、CVC留置(あり:p=0.016)がDVTの危険因子として抽出された。【結語】80歳以上の女性、PS不良例、CVC留置症例、術前化学療法施行例は術後肺塞栓の予防のために、下肢静脈エコーを施行し、必要に応じて周術期の抗凝固療法を検討する必要がある。
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