演題

OP-038-5

腹腔鏡下胃全摘術後のドレーン省略の可能性に関する検討

[演者] 赤川 進:1
[著者] 金谷 誠一郎:1, 山浦 忠能:1, 伊藤 剛:1, 岡田 俊裕:1, 奥村 慎太郎:1, 三浦 晋:1, 下池 典広:1, 吉村 文博:1, 有本 明:1
1:大阪赤十字病院外科

【目的】胃癌に対する腹腔鏡下胃全摘術 (laparoscopic total gastrectomy; LTG) におけるドレーン省略の可能性に関して検討する。【対象と方法】2011年4月から2014年6月までに当科でLTGを施行した76例を対象とし、ドレーン留置が有効と考えられる合併症(膵腋漏、縫合不全、腹腔内膿瘍)のリスク因子をretrospectiveに検討した。【結果】上記合併症の発生頻度は76例中10例であり、食道浸潤症例(P=0.002)が独立したリスク因子であった。高齢(75歳以上)、肥満(BMI>25)、腹部手術の既往、術前化学療法、T4症例、D2郭清、Overlap法による吻合、術中出血量400ml以上の各因子では有意差を認めなかった。【考察】胃癌の食道浸潤を伴う症例ではドレナージが必要となる合併症の発症リスクが高いものの、他の症例ではLTGにおけるドレーン省略の対象となり得ることが示唆された。
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