演題

OP-038-1

短期術後経過中における炎症反応が胃癌の予後に及ぼす影響

[演者] 奥村 康弘:1
[著者] 比企 直樹:1, 西田 康二郎:1, 峯 真司:1, 布部 創也:1, 大橋 学:1, 渡邊 雅之:1, 佐野 武:1, 山口 俊晴:1
1:がん研有明病院消化器センター消化器外科

【背景】胃癌根治手術後の合併症は予後を悪化させることが知られている。これらの術後経過における炎症が予後に及ぼす影響を調べた。【方法】2006年10月から2008年12月まで癌研有明病院で根治切除が行われた胃癌pStage II, III症例259例について術後の炎症と無再発生存 期間(RFS)の関係をretrospectiveに検討した。術後の炎症は白血球数≧12000/μlが持続した日数で評価し、5日以上を炎症遷延と定義した。【結果】3年無再発生存率は炎症遷延群で72%、非遷延群で41%と有意差がみられた(P=0.0041)。多変量解析では年齢75歳以上(HR2.72)、輸血あり(同2.45)、pT3/pT4(同2.93)、手術時間240分以上(同2.19)、炎症遷延(同2.11)が予後因子であった。【結論】根治切除がなされても術後の炎症が持続することは胃癌の術後再発のリスクとなる。
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