演題

OP-037-7

CT画像から評価した胃全摘後の骨格筋肉量・脂肪量の減少と予後

[演者] 出石 邦彦:1
[著者] 佐野 貴範:1, 諸口 明人:1, 江原 和男:1
1:KKR高松病院外科

【目的】胃全摘術後の体組成(骨格筋肉量・脂肪量)の変化について検討した。【方法】当院で胃癌のため胃全摘が施行され、かつ、術後6か月のCT撮影が行われている40症例を対象に、CT画像でL3レベル骨格筋面積、臍レベル全脂肪・皮下脂肪・腹腔内脂肪の面積を測定して身長の2乗で割ったSMI、AMI、SAMI、VAMI(cm2/m2)を算出した。【結果】胃全摘後、体重および体組成は有意に低下した。術後6カ月値の術前値との比は、体重、SMI、AMI、SAMI、VAMIは85.7 %、89.1 %、51.3 %、53.4 %、50.0 %となった。再発なし27例と予後不良(癌遺残・1年以内早期再発)13例とで検討すると、それぞれ86:84%、91:85%、46:41%、57:46%、58:35%となった。【考察】胃全摘後の体重減少には、様々な要因が複雑に絡んでいる。胆癌状態でのsarcopeniaは広く知られているが、それ以上に胃全摘後予後不良群ではlipopenia(脂肪減少)を認め、とりわけ腹腔内脂肪の減少が著明であった。
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