演題

OP-036-6

cT3食道癌における病理学的癌遺残度の検討

[演者] 奥田 将史:1
[著者] 中島 康晃:1, 松井 俊大:1, 小郷 泰一:1, 藤原 尚志:1, 齋藤 賢将:1, 藤原 直人:1, 了徳寺 大郎:1, 岡田 卓也:1, 宮脇 豊:1, 東海林 裕:1, 川田 研郎:1, 永井 鑑:1, 河野 辰幸:1
1:東京医科歯科大学食道・一般外科

【背景】StageII,III食道癌の治療は手術を中心に組み立てられているが,R1切除となる症例も少なくない.【対象】術前未治療で手術を行った胸部食道扁平上皮癌のうちcT3であった192例を,病理学的癌遺残度を中心にretrospectiveに検討した.【結果】病理学的な剥離断端陽性でのR1は37例であった.R1症例はMt領域癌で,術後補助治療施行例が有意に多かった.R1症例のうち26例が再発をきたし,局所再発は13例で,再発部位に有意差を認めなかった.癌遺残度は有意な再発危険因子ではなく,リンパ管侵襲,リンパ節転移,術後補助治療の有無が有意な再発危険因子であった.またR1症例の5年生存率は13.3%で,癌遺残度は有意な予後因子ではなく,リンパ管侵襲,リンパ節転移が予後因子となった.【考察】cT3食道癌において病理学的癌遺残度は再発・予後因子ではなかった.cT3食道癌の予後向上には全身転移の制御が重要である.
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版