演題

OP-036-3

胸部食道癌cT3sT4症例の治療成績

[演者] 番場 竹生:1
[著者] 小杉 伸一:1, 石川 卓:1, 羽入 隆晃:1, 平島 浩太郎:1, 市川 寛:1, 加納 陽介:1, 田中 花菜:1, 日紫喜 万理子:1, 永橋 昌幸:1, 坂田 純:1, 亀山 仁史:1, 小林 隆:1, 皆川 昌広:1, 小山 諭:1, 若井 俊文:1
1:新潟大学消化器・一般外科

【目的】画像上T3と診断した食道癌の中で手術時にT4と判断したcT3sT4症例の治療成績を明らかにする.【対象】1990-2013年に手術を行ったcT3sT4食道癌44例中,大血管や気道に浸潤を認めた15例を検討した.【結果】患者は男性14例,女性1例,年齢中央値59歳で,腫瘍局在はUt 1例,Mt 11例,Lt 3例,術前Stage ⅡA 4例,ⅢA 7例,ⅢB 2例,Ⅳ 2例であった.浸潤部位は大動脈6例,気道12例,肺静脈3例(重複あり)であった.手術は開胸食道切除を10例,経裂孔食道切除を3例に施行し,2例は非切除であり,癌遺残度はR1が1例,R2が14例であった.術後合併症は12例(80%),在院死亡は3例(20%)に認めた.術後治療(化学療法,放射線療法,または両方)を施行し得たのは9例(60%)のみであった.術後生存期間中央値は241日で,術後治療の有無により有意差を認めた(p=0.0003). 【結語】大血管,気道sT4症例に対する食道切除術はハイリスクである.術後治療が施行できなくなることもあり慎重な適応判断を要する.
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