演題

OP-035-4

NearT4食道扁平上皮癌に対する術前化学放射線療法の治療成績

[演者] 檜原 淳:1
[著者] 浜井 洋一:1, 山北 伊知子:1, 古川 高意:1, 岡田 守人:1
1:広島大学原爆放射線医科学研究所腫瘍外科

【目的】術前化学放射線療法(nCRT)を施行したcT3/T4境界症例の治療成績について検討した。【対象】2003~2010年にnCRT後の外科切除を予定した局所進行胸腹部食道扁平上皮癌105例のうち,治療前の深達度がcT3/T4境界病変[cT3(nearT4)]の26例とその他のcT3症例[cT3(definite)] 42例を対象とした。【結果】nCRTの臨床的奏効率は80%で,cT3(nearT4) 26例のうちnCRT後にcT4と診断された1例を除いた25例に手術が行われ,20例が治癒切除,3例が非治癒切除,2例が非切除であった。非切除2例を含むcT3(nearT4)の5生率は45%でcT3(definite)の53%と有意差を認めなかった。多変量解析ではnCRTの臨床効果(PR以上)だけが有意な予後因子であり,cT3(definite)かcT3(nearT4)かは予後因子とならなかった。【考察】nCRT+外科切除においてはcT3(nearT4)とcT3(definite)の治療成績はほぼ同等であり,cT3(nearT4)はcT4ではなくcT3として治療に当たるべきであると思われた。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版