演題

OP-034-6

胸部食道癌T3,T4症例に対する術前化学療法後の外科治療

[演者] 松谷 毅:1
[著者] 野村 務:1, 萩原 信敏:1, 藤田 逸郎:1, 金沢 義一:1, 柿沼 大輔:1, 菅野 仁士:1, 内田 英二:1
1:日本医科大学消化器外科

【目的】T3/T4胸部食道癌に対する術前化学療法後の外科治療法を検討.【対象と方法】T3/T4胸部食道癌43例(FP療法18例,DCF療法18例,手術単独7例)を対象とし,化学療法の奏効率,術式,短期的成績を検討.【結果】nearT4症例はDCF療法,併存疾患を有する症例はFP療法が選択され,FP療法の抗腫瘍効果は,PR 5例(奏効率28%),DCF療法はPR 9例(50%)であった.FP療法ではT4と診断した2例は切除不能であったが,DCF療法5例中3例は切除可能となった.胸腔鏡を使用する場合は,審査胸腔鏡にて切除可能かを判断した.F P療法後は,切除術16例,バイパス術2例,DCF療法後は切除術14例,バイパス術4例,手術単独は切除術6例,バイパス術1例を施行した.術後合併症は,各群間で差がなかった.【結語】術前DCF療法ではnearT4症例にも関わらず抗腫瘍効果,腫瘍切除率は,FP療法に比して高かく,nearT4胸部食道癌症例に対する術前化学療法として有効であると思われた.
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