演題

OP-034-4

cT4食道癌に対する積極的R0切除:新しい導入DCS療法の有効性

[演者] 下地 英明:1
[著者] 西巻 正:1, 狩俣 弘幸:1
1:琉球大学消化器・腫瘍外科

【目的】cT4食道癌に対する導入療法としての、Docetaxel/Cisplatin/S-1(iDCS)療法の有用性を明らかにする。【方法】当科ではcT4食道癌に対してR0切除率向上を目的に前向きcohort研究として各種iTxを試みてきた。2002年~2006年はiFAN療法を、2006年~2013年はiCRTを、2013年からはiDCS療法を導入した。これらのiFAN群17例、iCRT群29例とiDCS群11例の3群で比較検討を行った。【成績】奏効率、R0切除率でiCRT群とiDCS群はほぼ同等であった。術後合併症率はiFAN群に比べiCRT群、iDCS群ともに高頻度であった。iCRT群の31%で追加照射を要したが、奏効率は22%、R0切除率は33%と40Gy群に比較し低率であった。一方CRT後iDCS群では奏効率75%、R0切除率50%と良好な結果であった。【結論】cT4食道癌に対するiDCS療法は、奏効率、R0切除率ともに高く、良好な遠隔成績が期待される。またCRT後でも効果を認め、cT4食道癌に対して積極的にR0切除をめざす有望な導入療法である。
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