演題

OP-034-1

導入DCF療法を用いたnear T4食道癌に対する治療戦略

[演者] 中島 政信:1
[著者] 百目木 泰:1, 高橋 雅一:1, 室井 大人:1, 大友 悠:1, 菊池 真維子:1, 久保 僚:1, 谷 由希子:1, 岡本 健太郎:1, 里村 仁志:1, 尾形 英生:1, 山口 悟:1, 佐々木 欣郎:1, 加藤 広行:1
1:獨協医科大学第一外科

【目的】当科ではnear T4を含む進行食道癌に対し、DCFによる導入化学療法の治療効果により手術かCRTを選択している。その治療戦略の妥当性を検討した。【対象と方法】対象はT3/4の診断で導入DCF療法を行った44名。導入DCF後、FDG-PETの結果で奏効(R)、非奏効(NR)に分け、切除可能NR例には根治手術、切除不能NR例には根治CRTを、R症例には根治CRTを行った。【結果】DCF療法の奏効率は75.0%、病勢制御率は95.5%。NR判定での手術は33例、CRT例は2例で、R判定でのCRTは9例。手術症例の組織学的効果はGrade0/1a/1b/2/3が1/22/3/3/4例で、癌遺残度はR0/1/2が22/5/6例であった。R判定によるCRT症例は全例CRであった。全症例の3年全生存率は44.7%であった。【結語】導入DCF療法は高い奏功率、病勢制御率を示し、奏効例に対する根治CRTの成績も良好であった。一方R2切除も多く、near T4に対するより精度の高い術前診断と、更に効果的な術前療法の確立が必要と思われた。
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