演題

OP-033-8

ω3系脂肪酸による抗癌剤毒性発現抑制効果の検討

[演者] 村上 剛平:1
[著者] 宮田 博志:1, 山崎 誠:1, 宮崎 安弘:1, 高橋 剛:1, 黒川 幸典:1, 瀧口 修司:1, 中島 清一:1, 森 正樹:1, 土岐 祐一郎:1
1:大阪大学消化器外科

【目的】経腸栄養剤に含まれるω3系脂肪酸に着目し、マウスを用いてω3系脂肪酸の血液毒性軽減効果の有無と、そのメカニズムの検討を行った。【方法】C57BL/6Jマウス(5週令、♂)を対象とし、ω3系脂肪酸高含有飼料群・低含有飼料群の2群に分けて検討した。2週間飼育後にシスプラチン(6mg/kg)をDay1,3,5に腹腔内投与し、以下の点を2群間で比較した。1) 血液毒性(末梢血の白血球数、赤血球数、血小板数)、2) 大腿骨中の骨髄細胞数、3) 骨髄液中のサイトカイン、4) 骨髄細胞中の細胞分画。【結果】ω3系脂肪酸高含有飼料群において1)2) Day9,12の白血球減少と骨髄細胞数減少が抑制 (p<0.05)、3) 骨髄細胞増殖刺激を有するサイトカインが上昇した (p<0.05)。4) 骨髄細胞中の細胞分画に2群間で差は認めなかった。【まとめ】ω3系脂肪酸は骨髄細胞の減少を抑制することで、シスプラチン投与時の血液毒性を軽減する可能性が示唆された。
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