演題

OP-033-4

術前化学療法を施行したcStageⅢ食道癌の予後因子の検討

[演者] 小西 博貴:1
[著者] 藤原 斉:1, 塩崎 敦:1, 小菅 敏幸:1, 小松 周平:1, 村山 康利:1, 生駒 久視:1, 栗生 宜明:1, 市川 大輔:1, 岡本 和真:1, 大辻 英吾:1
1:京都府立医科大学消化器外科

【背景】cStageII/III(cII/III)食道癌の治療は、術前FP療法(NAC)後の根治術である。より強力な化学療法/化学放射線療法も報告されるが、従来のNACを検討し新たな治療選択を考察。【方法】2008~2014年にNAC後に食道切除を行った食道癌(cII/III 50/100例)の予後・臨床病理因子を検討。【結果】NACによりcII/III群ともに深達度は改善し(p= 0.18,<0.001)、リンパ節転移は悪化あるいは不変(p= 0.006,0.96)。Down stageを得た例(29%,24%)、組織学的効果の高い例(47%,33%)はcIII群で少なく、CurC切除が増加(14%,27%)。5生率は75.4%,31.1%でcIII群で予後改善を認めず。cIII例の多変量解析でdown stage・頚部転移(No.106rec含む)、組織学的効果が独立した予後因子。頚部リンパ節転移は、複数のNo.104転移で予後不良であり(p=0.06)、No.101,106rec転移個数との相関はない。【結語】cIII症例は従来のNACで予後改善に乏しく、さらなる術前・術後療法の検討が必要である。
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