演題

OP-032-2

用手補助(HALS)を用いない腹腔鏡補助下胃管作成術の検討

[演者] 伊丹 淳:1
[著者] 吉田 真也:1, 小寺澤 康文:1, 安川 大貴:1, 住井 敦彦:1, 松浦 正徒:1, 長井 和之:1, 石井 隆道:1, 姜 貴嗣:1, 京極 高久:1
1:西神戸医療センター外科

当科では胃管作成を用手補助なしの腹腔鏡手術で行っている。2010年5月から2014年8月までの胸部食道癌症例は41例でそのうち腹腔鏡下胃管作成術29例。その手技はまず網嚢に入り大網を切離。大網はあまり胃側に残さない。左胃大網動静脈を根部付近で処理したのち胃脾間膜を切離。術者は患者右側のまま右胃大網動静脈根部の受動を行う。次に小網を開け胃は下方に牽引して小網内で左胃動静脈を結紮切離。食道裂孔から左横隔膜脚と胃穹窿部の剥離を行い後胃動脈から膵体尾部の上縁を切離し脾上極に至る。胃はガーゼなどを用いて持ち上げる。受動完了後、上腹部に5cmの小切開をおいて体外に出し、4cmの細径胃管を作成。腹部操作開始から標本摘出までの平均は91分。開腹移行、胃大網動静脈や胃壁の損傷なし。用手補助下手術(HALS)は胃を愛護的に扱える利点はあるが、HALSを用いなくても腹腔鏡下胃管作成は胃全摘術と同じ手技でむしろより平易に行うことができる。
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