演題

OP-031-2

腹臥位胸腔鏡下食道癌手術における筋膜構成を意識した上縦隔リンパ節郭清

[演者] 篠原 寿彦:1
[著者] 羽生 信義:1, 高橋 慶太:1, 梶 沙友里:1, 小郷 桃子:1, 篠原 万里枝:1, 谷田部 沙織:1, 藤崎 宗春:1, 藤田 明彦:1, 金井 秀樹:1, 朝倉 潤:1, 矢永 勝彦:2, 大木 隆生:2
1:町田市民病院外科, 2:東京慈恵会医科大学外科

【目的】胸腔鏡下食道切除における筋膜構成を意識した上縦隔リンパ節郭清を供覧し、術後成績を開胸手術群と比較しその有用性を検討する。【対象と方法】2004年1月から2014年8月まで食道癌症例は80例であった。73例(開胸:55例、胸腔鏡下:18例)の根治症例を対象に周術期成績を比較した。【結果】胸腔鏡下群では手術時間が長かったが、出血量は有意に少なく、輸血が必要な症例はなかった。LN郭清個数は同等であったが、合併症(CD分類III↑)は、開胸群で37例(67%)、胸腔鏡下群で1例(5%、P<0.001)であり、胸腔鏡下群では、術後ICU期間、在院日数は有意に短く、再手術症例、在院死を認めなかった。【結語】胸腔鏡下手術では、拡大視野効果と気胸を併用することによって、開胸手術では得られなかった鮮明で広い術野が確保される。また、食道間膜を意識しながら上縦隔リンパ節廓清を行うことによって、正確で合併症の少ない手術が行うことが可能になった。
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