演題

OP-030-7

食道扁平上皮癌手術症例におけるBMI-1発現の検討

[演者] 熊倉 裕二:1
[著者] 宮崎 達也:1, 宗田 真:1, 酒井 真:1, 本城 裕章:1, 原 圭吾:1, 横堀 武彦:1, 桑野 博行:1
1:群馬大学病態総合外科

【目的】ポリコーム複合体を構成する蛋白質であるBMI-1はINK4a/ARF遺伝子座を抑制することで組織幹細胞の自己複製や分化制御に関わることが明らかになってきている。扁平上皮癌での報告は希少であり、食道扁平上皮癌でのBMI-1発現における臨床病理学的意義を検討した。【対象と方法】術前未治療で根治手術を施行した食道癌117例を対象に免疫染色を行い、その発現と臨床病理学的因子の検討を行った。【結果】BMI-1の核内の発現を陰性と陽性の2群に分け、臨床病理学的因子との関連を検討したところ、壁深達度においてBMI-1発現陰性例で有意に進行を認めた(P=0.0192)。その他リンパ節転移、遠隔転移、病期、分化度などの因子において有意差は認めず、予後に関しても有意差を認めなかった。【まとめ】BMI-1は細胞分化を制御し、化学療法抵抗性を有するとの報告もあるが、食道扁平上皮癌において壁深達度に抑制的に関与し、進行に対する抑制的な働きが示唆された。
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