演題

OP-030-5

食道扁平上皮癌におけるCarbonic Anhydrase XII発現意義の検討

[演者] 越智 史明:1
[著者] 塩崎 敦:1, 藤原 斉:1, 小菅 敏幸:1, 小西 博貴:1, 森村 玲:1, 村山 康利:1, 小松 周平:1, 栗生 宜明:1, 生駒 久視:1, 中西 正芳:1, 市川 大輔:1, 岡本 和真:1, 阪倉 長平:1, 岸本 光夫:2, 大辻 英吾:1
1:京都府立医科大学消化器外科, 2:京都府立医科大学病理部

【諸言】Carbonic Anhydrase XII(CA12)は細胞内pHを制御する膜蛋白であり,種々の癌腫における発現意義が報告されている.食道扁平上皮癌に関する報告は存在せず,その臨床病理学的意義について検討した.【方法】食道扁平上皮癌手術症例70例を対象とし,CA12免疫組織化学所見より高発現群(35例)・低発現群(35例)に分類し,臨床病理学的因子・予後との相関を解析.【結果】癌部において細胞膜上にCA12発現を確認.CA12発現レベルと臨床病理学的因子との関係を解析したところ,pT因子にのみ相関を認めた(pT1/pT2-3;低発現群:11/24,高発現群:22/13,p=0.016).pT因子別に予後を解析したところ,pT2-3症例の3年累積生存率は,CA12高発現群(29.1%)で低発現群(70.3%)に比較し有意に不良(p=0.011).pT2-3症例の多変量解析では,CA12発現レベル(p=0.009)がly(0.013)と共に独立予後因子として抽出.【結語】進行食道扁平上皮癌においてCA12発現は予後予測因子となる可能性が示唆された.
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