演題

OP-030-4

食道扁平上皮癌におけるPD-L1、HLA classⅠ発現の臨床的意義

[演者] 伊藤 修平:1
[著者] 岡野 慎士:2, 森田 勝:3, 佐伯 浩司:2, 堤 智崇:2, 由茅 隆文:2, 田尻 裕匡:2, 財津 瑛子:2, 津田 康雄:2, 笠木 勇太:2, 中島 雄一郎:2, 安藤 幸滋:2, 今村 裕:2, 大垣 吉平:2, 沖 英次:2, 前原 喜彦:2
1:広島赤十字原爆病院外科, 2:九州大学消化器・総合外科, 3:国立病院九州がんセンター消化器外科

【目的】食道癌におけるPD-L1、HLA classⅠ発現の臨床的意義を検討する。【対象】術前無治療で根治手術を施行された食道扁平上皮癌43例。【結果】(1)臨床病理学的因子:PD-L1高発現群ではリンパ節転移が有意に多かった(高/低発現 93.8% vs 55.6%, P=0.0084)。(2)予後:HLA classⅠ高発現群においては、PD-L1高/低発現群の無再発生存期間は5.7ヶ月/102.5ヶ月(中央値、P=0.0261)、全生存期間は15.3ヶ月/102.5ヶ月(中央値、P=0.0257)であり、PD-L1高発現群で有意に予後不良であった。(3)再発形式:HLA classⅠ高発現群においては、PD-L1高発現群で有意に再発が多く(高/低発現 100%/42.9%、P=0.0168)、特に、リンパ節・局所再発(P=0.0168)、播種再発(P=0.0228)が多かった。【結語】HLA classⅠ高発現群におけるPD-L1高発現群は再発危険因子、予後不良因子であり、HLA classⅠ発現が、抗PD-L1抗体療法の効果が期待できる症例の選別に有用である可能性が示唆された。
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