演題

OP-029-7

食道癌の進行が代謝プロファイルに与える影響 —CE-TOFMSを用いたメタボローム解析の結果から−

[演者] 徳永 正則:1
[著者] 小澤 壯治:2, 紙 健次郎:3, 宮地 勇人:4, 數野 暁人:2, 山崎 康:2, 小熊 潤也:2, 二宮 大和:2, 大橋 由明:3, 藤森 玉輝:3, 星 綾:3, 楠原 正俊:5, 寺島 雅典:1
1:静岡県立静岡がんセンター胃外科, 2:東海大学消化器外科, 3:ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ株式会社, 4:東海大学臨床検査学, 5:静岡県立静岡がんセンター地域資源研究部

【目的】食道癌の進行度と代謝プロファイルの関連を明らかにすることを目的として、食道癌患者より採取した癌組織を用いたメタボローム解析を実施した。【方法】1年6か月の間に切除を行った進行食道癌患者35例を対象とした。手術時摘出標本から癌組織を採取し、キャピラリー電気泳動—質量分析装置(CE-TOFMS)を用いて235種類の代謝産物を解析。絶対定量が可能であった110種類の代謝産物と、腫瘍進行度(pT, pN, 腫瘍径)の関連を検討した。【結果】男女比は30:5、年齢中央値は68(50-81)才。pT2とpT3,4間で6種類のpN-, pN+間で1種類の代謝産物の濃度に有意差がみられた(P<0.05)。また、腫瘍径と3種類の代謝産物が相関を示した(|r|>0.4, P<0.05)。【考察】食道癌の進行に伴い、代謝プロファイルに変化がみられる可能性が示された。代謝プロファイルの特徴から術前に病理病期を予測することができれば、術前化学療法を含めた治療戦略選択に有用となりうる。
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