演題

OP-029-3

食道類基底細胞癌における特異的遺伝子の探索

[演者] 多田 武志:1
[著者] 木暮 道彦:1, 花山 寛之:1, 遠藤 久仁:1, 佐瀬 善一郎:1, 大須賀 文彦:1, 後藤 満一:1, 和栗 聡:2, 渡邊 慎哉:2
1:福島県立医科大学臓器再生外科, 2:福島県立医科大学TRセンター臨床ゲノム

食道類基底細胞癌は比較的稀で、進行癌の場合には通常型食道扁平上皮癌より予後不良といわれている。食道類基底細胞癌の病理学的診断は困難である場合が多く、なんらかの診断特異的マーカーの特定が望まれている。我々は2008年より食道がんの網羅的遺伝子発現解析を行っている。2008年~2013年の食道疾患153名、全検体836個の中で、病理学的に食道類基底細胞癌と診断された6名について検討した。男性5例、女性1例、平均年齢は62.6歳(55~68)、術前診断がついていたものは3例(50%)であった。UICC第7版でのStage別では、Ⅰ期が4例、Ⅱ期が1例、Ⅲ期が1例。解析可能であった484個の網羅的遺伝子発現解析により、食道類基底細胞癌に高発現している3種類の遺伝子を抽出した。これら3つの遺伝子発現値をそれぞれ合計し、Cut Off値を設定すると、感度88%、特異度94%であった。今後、免疫組織学的検討や、症例を追加しての遺伝子発現解析を行う予定である。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版