演題

OP-028-8

食道表在癌におけるIPCLの変化と発癌関連遺伝子の検討

[演者] 小澤 大悟:1
[著者] 横堀 武彦:1, 宮崎 達也:1, 田中 成岳:1, 原 圭吾:1, 本城 裕章:1, 酒井 真:1, 宗田 真:1, 桑野 博行:1
1:群馬大学病態総合外科

【背景】食道表在癌のIPCLの形態変化に寄与する分子生物学的機序に関して明確に証明されていない。【方法】食道表在癌に対しESDを施行した19例を対象。ESD施行時に内視鏡的に採取された生検45サンプル(IPCL pattern A:19、B1:20、B2:6サンプル)のreal time RT-PCRにて血管新生関連因子の発現を定量した。また切除検体15例を用いた免疫染色でVEGF-A, HIF-1αの発現を評価した。【結果】real time RT-PCRではVEGF-Aは癌部(B1,B2)で高い傾向はあるが有意差はなくPDECG,HIF-1α,Ang-1,Ang-2,iNOS,bFGF,TF,COL18A1は正常(A)と癌(B1,B2)との間に有意差あり。免疫染色ではVEGF-Aは食道表在癌で発現を認めず、HIF-1αはB1症例において乳頭内血管近傍の癌細胞で特に発現を認めた。【まとめ】食道表在癌におけるIPCLに対するVEGF-Aの関与は見られない。HIF-1αの免疫染色結果から食道表在癌のIPCLの変化の初期には腫瘍組織の低酸素状態が関わっている可能性が示唆される。
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