演題

OP-028-7

食道扁平上皮癌におけるFra-1制御遺伝子の検索

[演者] 豊住 武司:1
[著者] 星野 敢:1, 阿久津 泰典:1, 村上 健太郎:1, 加野 将之:1, 赤沼 直毅:1, 水藤 広:1, 高橋 理彦:1, 松本 泰典:1, 関野 伸史:1, 松原 久裕:1
1:千葉大学先端応用外科

転写因子AP-1グループに属するFra-1はヒト正常線維芽細胞に過剰発現させると足場非依存的増殖能を獲得すると報告され、Fra-1発現による浸潤転移能獲得が示唆される。我々は食道癌臨床検体を用いた検討においてFra-1の高発現が独立した予後不良因子であることを報告した (Cancer. 2011;118)。今回、Fra-1に関連して発現調節される制御遺伝子を同定し、それら遺伝子発現の臨床病理学的意義を検討した。食道扁平上皮癌細胞株においてsiRNA導入によりFra-1発現を抑制し、発現変化する制御遺伝子をマイクロアレイおよびChIP-seqで網羅的に検索、Biobase Upstream Analysisを用いて解析し、HMGA1 (high-mobility group AT-hook 1)を含む複数の候補遺伝子を同定した。さらに臨床検体におけるHMGA1の発現をreal-time PCR法、免疫染色法を用いて検討し、Fra-1発現との正の相関を確認し、HMGA1の高発現が食道扁平上皮癌の独立した予後不良因子となることを示した。
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