演題

OP-028-6

食道扁平上皮癌における新規癌関連遺伝子DTLの癌化機構の解明と臨床応用

[演者] 川口 耕:1
[著者] 小松 周平:1, 市川 大輔:1, 平島 相治:1, 宮前 眞人:1, 大橋 拓馬:1, 岡島 航:1, 小西 博貴:1, 塩崎 敦:1, 藤原 斉:1, 森村 玲:1, 小菅 敏幸:1, 村山 康利:1, 栗生 宜明:1, 生駒 久視:1, 中西 正芳:1, 岡本 和真:1, 井本 逸勢:2, 津田 均:3, 稲澤 譲治:4, 大辻 英吾:1
1:京都府立医科大学消化器外科, 2:徳島大学人類遺伝学, 3:防衛医科大学校病態病理, 4:東京医科歯科大学難治疾患研究所分子細胞遺伝

【背景と目的】高密度オリゴアレイCGH解析・発現解析等により食道扁平上皮癌の既知の増幅領域の再評価を行い、高発現するDTL遺伝子(1q32)に注目した. DTLは、in vitroの解析でp53のユビキチン化を制御し,乳癌や胃癌で癌遺伝子的に働くとして報告されている。食道癌のDTLの機能を解析し,臨床応用の可能性について検討した.【方法と結果】1)DTL高発現株を用いた、特異的siRNAによる解析では、コントロールsiRNA導入株に比べG2/M arrestを伴う著しい細胞増殖,遊走能・浸潤能抑制を認めた.2)食道癌臨床検体76例におけるDTL特異抗体を用いた免疫組織学的解析では、高発現群は低発現群に比べ有意に予後不良であり,多変量解析では,DTL高発現はT因子と共に独立した予後不良因子(p=0.0072,HR;3.33)であった.【考察】DTLは食道扁平上皮癌の悪性度や予後に関連する新規の癌関連遺伝子候補である。現在、更なる詳細な機能解析を進めている.
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