演題

OP-028-3

食道扁平上皮癌におけるPD-L1発現と上皮間葉移行に関する検討

[演者] 堤 智崇:1
[著者] 岡野 慎士:1, 佐伯 浩司:1, 中島 雄一郎:1, 伊藤 修平:2, 森田 勝:3, 堤 亮介:1, 中司 悠:1, 西村 章:1, 工藤 健介:1, 秋山 真吾:1, 由茅 隆文:1, 田尻 裕匡:1, 笠木 勇太:1, 財津 瑛子:1, 津田 康雄:1, 安藤 幸滋:1, 今村 裕:1, 大垣 吉平:1, 沖 英次:1, 前原 喜彦:1
1:九州大学消化器・総合外科, 2:広島赤十字原爆病院外科, 3:国立病院九州がんセンター消化器外科

【背景】PD-L1は癌細胞の宿主免疫回避機構に関与する。一方、PD-L1プロモーター領域にはEMT誘導因子ZEB-1の結合領域が存在する。【目的】食道扁平上皮癌(ESCC)におけるPD-L1発現の意義を明らかにする。【対象】ESCC切除例44例、ZEB-1高発現食道癌細胞株(TE8)。【方法】免疫染色を行い、腫瘍先進部のPD-L1発現を評価した。TE8にてZEB-1をsiRNAでノックダウンしPD-L1発現を解析した。【結果】PD-L1発現を31例(70%)に認めた。PD-L1(+)は深達度が深い症例が多く(pT2以深:PD-L1(-)18% vs (+)63%, P<0.05)、予後不良であった (5年生存率:PD-L1(-)57% vs (+)32%, P<0.05)。PD-L1(+)にはEMT症例を多く認めた(PD-L1(-)9% vs (+)47%, P<0.05)。また、TE8におけるZEB-1ノックダウンによりPD-L1 mRNA発現が抑制された。【まとめ】ESCC腫瘍先進部におけるPD-L1発現はEMTおよび悪性度に関与する。癌の進展過程において、腫瘍免疫回避機構とEMTが協調して働く可能性がある。
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