演題

OP-028-2

食道扁平上皮癌におけるSIRT4発現の意義

[演者] 中原 裕次郎:1
[著者] 山﨑 誠:1, 澤田 元太:2, 宮崎 安弘:1, 高橋 剛:1, 黒川 幸典:1, ミヤタ 博志:1, 中島 清一:1, 瀧口 修司:1, 三森 功士:3, 森 正樹:1, 土岐 祐一郎:1
1:大阪大学消化器外科, 2:国立病院呉医療センター・中国がんセンター外科, 3:九州大学病院別府病院外科

【背景】グルタミン代謝は癌細胞の成長、増殖において重要な役割を持つ。SIRT4はGDH(glutamate dehydrogenase)をミトコンドリア内で抑制し、グルタミン依存性の細胞増殖を抑制すると報告されている。食道扁平上皮癌におけるSIRT4発現の意義について検討した。【方法】①食道癌切除サンプル86例を用いたPCRによる遺伝子発現解析、②①とは異なる85例を用いた免疫染色法、の2つの手法にてSIRT4発現と臨床病理学的因子や予後との相関性を検討した。【結果】①PCRにてSIRT4 mRNA高発現群72例、低発現群14例であった。生存分析では高発現群は低発現群よりも有意に予後良好であり、SIRT4発現は独立予後因子となった。②免疫染色にてSIRT4高発現群28例、低発現群57例であった。遺伝子発現解析と同様に高発現群において有意に予後良好であり、SIRT4発現は独立予後因子となった。【結論】食道扁平上皮癌におけるSIRT4発現は新たな予後予測因子になる可能性が示唆された。
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