演題

OP-027-6

胆道閉鎖症における生体肝移植の適応と問題点

[演者] 鈴木 達也:1
[著者] 橋本 俊:2, 原 普二男:1, 安井 稔博:1, 渡辺 俊介:1, 宇賀 菜緒子:1, 直江 篤樹:1, 近藤 知史:3, 佐藤 陽子:4
1:藤田保健衛生大学小児外科, 2:名古屋西病院, 3:名古屋市立大学小児・移植外科, 4:名古屋市立西部医療センター 小児外科

【目的】胆道閉鎖症手術と生体肝移植をともに行ってきた経験から,胆道閉鎖症(以下BA)に対する肝移植の適応および問題点を明らかにすることを目的とした.【対象と方法】対象症例は,1991年5月から2014年7月までにBAに対して生体肝移植を施行した51例とした. 【結果】移植時の年齢は, 5か月から23歳,中央値2歳6ヶ月であった.移植適応は,減黄不良35例,消化管出血9例,肝肺症候群5例,脾機能亢進症1例およびprimaryの移植が1例であった.移植後の経過は,死亡例は51例中13例(25.5%)であったが,最近10年間では,18例中例中2例(11.1%)で2例とも成人例であった.生存例の現状は,3例が移植術後合併症の治療中であるが,他の35例はほぼ良好な経過である.【結語】BAに対する生体肝移植の成績はほぼ良好な結果である.しかし,成人期に達した後の移植症例の成績が不良であり,自己肝で長期生存可能な症例の判別を可能とする評価方法の確立が望まれる.
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