演題

OP-027-5

胆道閉鎖症根治術後に肝移移植へ至る症例の予測因子の検討

[演者] 古賀 義法:1
[著者] 財前 善雄:1, 後藤 由紀子:1, 石井 生:1, 稲富 香織:1
1:福岡こども病院 小児外科

【はじめに】われわれは胆道閉鎖症( 以下、本症 )術後に肝移植へと至る症例に関する予測因子について、自験例をもとに後方視的に比較検討したので報告する。【対象と検討項目】本症23例中、減黄( T.Bil 1.2mg/dl以下 )を認めなかった6例を除いた17例を対象とした。対象症例を自己肝生存症例( A群:12例 )と生体肝移植症例( B群:5例 )に分け、1) 手術時日齢 2) 減黄までの日数 3) AST、ALT、γGTP、総胆汁酸( 以下 TBA )、T.Bilの術前、減黄時、術後30 / 90 / 180 / 360日経過時点について比較検討した。【結果】TBAの術後180/360日においてA群と比較し、B群が優位に高値であった。その他の検討項目はいずれの時点でも明らかな差を認めなかった。【考察】TBAは、根治術後における肝内の慢性的な炎症状態を反映していると考えられ、本症の減黄症例を経過観察するうえで、術後180日以降のTBA高値は肝移植移行への重要な予測因子に成り得ると考えられる。
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