演題

OP-027-2

胆道閉鎖症に対する中條式腸重積型人工腸弁付加Roux-Y再建法を用いた肝門空腸吻合術の有用性

[演者] 田中 潔:1
[著者] 武田 憲子:1, 柿原 知:1, 渡邊 昌彦:1
1:北里大学外科

【はじめに】胆道閉鎖症術後胆管炎は胆汁流出が途絶する最大の要因である.最近は単純Roux-Y吻合が行われることがほとんどであるが,胆管炎発症は高率である.我々は中條式腸重積型人工腸弁付加Roux-Y吻合を行っている.成績を報告する.【対象・結果】2004年から2014年6月に当科で手術を施行した胆道閉鎖症11例のうちⅠ型を除いた7例(Ⅱ型1例,Ⅲ型6例)に中條式腸重積型人工腸弁付加Roux-Y再建法を用いた肝門空腸吻合術を施行した.手術時日齢は36~94日(平均58日)であった.全例で胆汁流出を認め,6例で術後19~61日(平均41日)に黄疸が消失(TB<2.0mg/dl)した.術後2か月から8年1か月の経過観察中胆管炎の発症は1例もなく,一過性の黄疸を2例に認めた.食道胃静脈瘤や脾機能亢進症の発症はなかった.2例(黄疸非消失例,肝肺症候群発症例)で肝移植が施行された.【結語】中條式腸重積型人工腸弁付加Roux-Y再建法は胆管炎予防術式として優れている.
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