演題

OP-027-1

肝門部結合組織塊切離時における適切な切離ライン決定のための、ICG蛍光法を用いた術中Navigationの試み

[演者] 平山 裕:1
[著者] 飯沼 泰史:1, 横山 直行:2, 東舘 成希:1, 飯田 久貴:1, 大谷 哲也:2
1:新潟市民病院小児外科, 2:新潟市民病院消化器外科

目的:胆道閉鎖症(BA)葛西手術では、肝門部結合組織塊の適切な切離線を設定することが重要である。今回、胆汁漏を視覚化できるICG蛍光法(本法)を用いて切離線の術中Navigationを試みた。対象と結果:同一術者が担当したBA:7例(初回手術時日齢;20-75日、全てⅢ型)を対象とした。7例中6例で減黄が得られた。本法が施行できた例は5例で、減黄は4例で得られた。4例の切離面蛍光パターンは、3例でdiffuseな微弱発光を認め、また1例で肝内胆管が目玉状に発光する所見を認めた。一方、減黄が得られず肝移植へ移行した1例では、切離面全体が強く発光する所見を認めた。考察:本法を用いてICGが微量発光する程度の切離線を目指すことは、術後胆汁漏の誘導に有用となる可能性が示唆された。肝門板全体が発光するほど深く結合組織塊に切れ込むと、線維性組織の過剰切除により胆汁流出が阻害されてしまう可能性がある。
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