演題

OP-026-5

胸郭変形を有する重症心身障害児に対する誤嚥防止手術

[演者] 鈴木 恵理子:1
[著者] 棚橋 雅幸:1, 雪上 晴弘:1, 吉井 直子:1, 設楽 将之:1, 藤野 智大:1, 丹羽 宏:1
1:聖隷三方原病院呼吸器センター外科

背景:嚥下機能の低下により誤嚥性肺炎を繰り返す重症心身障害児に対し、誤嚥防止目的に喉頭気管分離術を施行しているが、気管腕頭動脈瘻を経験後、胸郭変形の著しい児では気管腕頭動脈瘻予防に胸骨部分切除と腕頭動脈結紮術を行っており、その適応につき検討した。適応:胸郭変形のある児に対し術前造影CTで気管と腕頭動脈や胸壁との位置関係を確認する。胸郭が前後方向に狭小化している症例では気管と胸壁(胸骨)との距離が狭く、腕頭動脈が圧排されるため気管腕頭動脈瘻の発生率が高いと判断、喉頭気管分離術と同時に胸骨部分切除と腕頭動脈結紮術を施行する。対象:2006~2013年まで26例に喉頭気管分離術を施行し、うち2例に同術式を施行した。結果:1例は胸壁切除が不十分のため気管腕頭動脈瘻を合併したが救命可能であった。もう1例は術後3年半生存中である。結語:胸骨部分切除と気管腕頭動脈結紮術は拡大手術となるが気管腕頭動脈瘻の予防に有用である。
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