演題

OP-026-4

低侵襲な小児漏斗胸手術の要件とは

[演者] 飯田 浩司:1
[著者] 大橋 壮樹:1, 深井 隆太:2, 渡部 和巨:2, 只腰 雅夫:1, 景山 総一郎:1, 古井 雅人:1, 内野 学:1, 小谷 典子:1
1:名古屋徳洲会総合病院, 2:湘南鎌倉総合病院外科

2014年8月までに3-15(8.3±3.6)歳の漏斗胸174例に胸肋拳上術変法を施行した.男:女=144:30.全例が手術室で気管内挿管を抜去し,輸血は要さず,重篤な合併症はなかった.男児の正中創は7歳未満は3.8±0.7cm,7-15歳で5.7±1.7cm,女児は乳房下の創を用いた.術後6.0±1.0日で退院し,疼痛の遷延,感染,陥凹の再発はなく,3か月ですべての活動に復帰した.6歳男児の手術を供覧する.非対称の漏斗胸に対し,右側は第3-7,左側第4-7肋軟骨の一部と胸骨下端7mmを切除しすべての断端を再縫合した.創は3.5cm.Nussは胸骨裏面に金属棒を留置する方法を低侵襲漏斗胸手術として発表した.しかし2回の手術,異物留置期間の運動制限,至適年齢までの待機,合併症や疼痛の遷延は大きな侵襲である.すべての患児が早期に元の生活に戻れるかどうかによって手術侵襲は評価されるべきである.胸肋拳上術は重篤な合併症がなく3か月以内にすべての活動に復帰可能で低侵襲な漏斗胸手術であると考える.
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