演題

OP-023-7

肺癌に対するComplete VATSによる系統的リンパ節郭清の実際

[演者] 後藤 行延:1
[著者] 柳原 隆宏:1, 中岡 浩二郎:1, 佐伯 祐典:1, 山岡 賢俊:1, 小林 尚寛:1, 山本 純:1, 井口 けさ人:1, 菊池 慎二:1, 鈴木 久史:1, 鬼塚 正孝:1, 佐藤 幸夫:1
1:筑波大学呼吸器外科

肺癌手術における、解剖学的なリンパ流路に基づく系統的リンパ節隔清(ND2a)のためには、上縦隔への隔清の連続性を保つ必要がある。右肺癌では、気管気管支心膜靭帯を切離すること、また、中、下葉切除の場合でも上葉気管支周囲(11s~12u)の郭清を加えることで、右上縦隔へのリンパ経路の連続性が担保される。一方、左肺癌では、左上縦隔で左主肺動脈頭側、大動脈との間でボタロ管を露出し、迷走神経(反回神経)、気管支動脈を温存しつつ、大動脈弓、気管(気管支)、および肺動脈に囲まれた組織を、また分岐下では上肺静脈と下肺静脈の間で腹側から分岐下に入り、心嚢、上(下)肺静脈、食道、および対側気管支に囲まれた組織を、一塊の脂肪織として肺門に連続させることを心がけている。完全胸腔鏡下に十分に拡大視された術野において、気管支膜様部血流を可及的に温存した肺葉切除に伴う系統的リンパ節隔清(ND2a)の実際を供覧する。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版