演題

OP-021-5

胸腔鏡下肺葉切除術における酸化ストレスと抗酸化能の検討

[演者] 水野 吉雅:1
[著者] 岩田 尚:1, 三ッ田 翔平:1, 宮本 祐作:1, 松本 光善:1, 山本 裕崇:1, 白橋 幸洋:1, 竹村 博文:1
1:岐阜大学高度先進外科

【目的】胸腔鏡手術アプローチが周術期の酸化ダメージを軽減するか検討した。【対象と方法】肺葉切除術を施行した原発性肺癌症例を、非胸腔鏡下手術(A群)と胸腔鏡下手術(完全鏡視下)(B群)に分け比較した。酸化ストレス指標d-ROM(U.CARR)と抗酸化能力指標BAP(μmol/L)を測定した。術前、術直後、術後1,2,3,5,7日の測定値と術前との変化率を比較した。【結果】21例を検討した。A群は14例、B群は7例で、患者背景、手術時間、出血量に有意差を認めなかった。d-ROMの術前値は両群間で有意差を認めなかった(327±50.1 vs 309±35.4、p=0.397)が、術後2日(338±41.0 vs 292±19.4、p=0.003)と術後5病日(436±39.1 vs 387±22.1、p=0.007)でA群が有意に高値であった。変化率に有意差は認めなかった。BAPは術前、術後の測定値および変化率に有意差を認めなかった。【結論】胸腔鏡下肺葉切除術アプローチを用いることで酸化ストレスを軽減させうる可能性がある。
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