演題

OP-021-3

当院における胸膜孤立性線維性腫瘍(solitary fibrous tumor)切除例の外科的事項に関する検討

[演者] 鎌田 嗣正:1
[著者] 櫻井 裕幸:1, 中川 加寿夫:1, 渡邉 俊一:1, 吉田 朗彦:2, 蔦 幸治:2, 淺村 尚生:1
1:国立がん研究センター中央病院呼吸器外科, 2:国立がん研究センター中央病院臨床検査部病理

【方法】当院で切除された胸膜孤立性線維性腫瘍36症例につき, 臨床病理学的事項を調査する. 【結果】男性18例, 女性18例. 年齢24-81歳(中央値54歳). 腫瘍最大径1.0-29.0 cm(中央値4.2 cm). 腫瘍随伴症状として低血糖を1例に認めた. 発育形態は有茎性が27例, 無茎性が9例であり, 病理学的には良性が28例で, 悪性が8例であった. 手術アプローチは開胸が22例, 完全鏡視下が14例であり, 術式は腫瘍切除と肺部分合併切除が22例, 腫瘍切除のみが10例, その他が4例であった. 手術時間は35-350分(中央値60分), 術中出血量は0-2684ml(中央値5ml)であった. 腫瘍径が大きい症例に対する工夫として, 胸骨正中切開に肋弓下切開を加えた皮膚切開が3例, 術前の栄養動脈塞栓術が1例に施行された. 手術関連死亡はなく, 合併症は3例に認めた. 観察期間中央値は68.5ヵ月で, 再発は2例(6%)に認めた. いずれの症例も切除後10年目以降の局所再発であり, 再切除が施行された.
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