演題

OP-020-8

肺癌手術例における胸部骨格筋を用いた新たなSarcopenia評価法と再発・予後の予測

[演者] 鈴木 雄三:1
[著者] 岡本 龍郎:1, 高田 和樹:1, 桂 正和:1, 藤下 卓才:1, 北原 大和:1, 島松 晋一郎:1, 諸富 洋介:1, 田川 哲三:1, 前原 喜彦:1
1:九州大学消化器・総合外科

【目的】胸部領域におけるSarcopeniaの判定指標を検討し、術後合併症、再発及び予後との関連を検討する。【対象と方法】2005~2008年に手術を行ったI期肺癌の内、術前CTでL3下縁と胸部領域で筋肉量評価が可能であった90例(男性52例、女性38例)。CTにてL3下縁総筋肉量及びTh3, 7, 12の脊柱起立筋量を計測し、最適なcut off値を設定し合併症、再発及び生存との関連を検討した。【結果】脊柱起立筋量の組み合わせの検討でTh12+3が最も予後予測能が高く(AUC 0.69)、cut off値は男性16.07、女性15.03 c㎡/㎡と設定された。このcut off値を用いると、Sarcopenia群で術後合併症の頻度が有意に高く(p=0.0064)、また男性のSarcopenia群で無再発生存及び生存期間が有意に短かった(p=0.04、p=0.0001)。【結語】肺癌手術例においてTh3とTh12の脊柱起立筋量の和がSarcopeniaの判定指標となり、術後合併症のリスクとなると共に再発・生存の予後不良因子となる事が示唆された。
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