演題

OP-020-6

非小細胞肺癌の5-FU治療における新たな感受性規定因子の同定

[演者] 藤下 卓才:1
[著者] 桂 正和:1, 高田 和樹:1, 鈴木 雄三:1, 北原 大和:1, 島松 晋一郎:1, 河野 幹寛:1, 諸富 洋介:1, 田川 哲三:1, 岡本 龍郎:1, 前原 喜彦:1
1:九州大学消化器・総合外科

[背景] 5-FUは葉酸誘導体であり、葉酸代謝が亢進している細胞で抗腫瘍効果が高いことが推測されている。抗癌剤感受性試験を用いて、葉酸代謝関連酵素が臨床肺癌における新たな5-FU感受性規定因子となり得るか否かを検討した。[対象と方法]完全切除およびSDI試験が施行された非小細胞肺癌症例74例(腺癌60例、扁平上皮癌14例)。5-FU代謝経路関連酵素および葉酸代謝関連酵素であるTS、DPD、TP、OPRT、GGH、FPGS、FOLRAの発現をqPCR法で評価し、5-FU感受性試験との関連を検討した。[結果]上記遺伝子の発現を、高・中・低発現群に分類したところ、DPD、OPRT、FPGSにおいて、高発現群で有意に感受性が高かった(p=0.0001)。[結語] 葉酸代謝酵素OPRT、FPGSの発現が非小細胞肺癌における5FUの効果に関係していることが示唆された。
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