演題

OP-020-3

原発性肺癌の腫瘍増殖におけるLINE1のメチル化の意義

[演者] 北原 大和:1
[著者] 桂 正和:1, 高田 和樹:1, 鈴木 雄三:1, 藤下 卓才:1, 島松 晋一郎:1, 諸富 洋介:1, 田川 哲三:1, 岡本 龍郎:1, 前原 喜彦:1
1:九州大学消化器・総合外科

【背景】LINE-1のメチル化レベルはゲノム全体のメチル化レベルの指標となる。種々の癌においてLINE-1低メチル化が示されているが、腫瘍増殖への関与は明らかでない。【方法】肺癌手術例176例の癌部・非癌部DNAのLINE-1メチル化をパイロシークエンス法にて測定し、臨床病理学的因子等との関連を検討した。肺癌細胞株を用いmigration assayおよびMTT assayを行った。【結果】非癌部と比較し、癌部で有意に低メチル化状態であった(p<0.001)。腺癌では、低メチル化群においてKi-67 index およびFDG-PETのSUV-max値が高値であった。LINE-1低メチル化の細胞株では細胞増殖性が高く、高い浸潤能を認めた。【考察】GlobalなDNA低メチル化レベル状態が腫瘍増殖性との関連しており、増殖関連因子のサイレンシング異常が腫瘍増殖に関与していることが示唆された。
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