演題

OP-020-1

ERCC1とRRM1は肺多形癌(Pulmonary pleomorphic carcinoma)の予後因子となりうるか

[演者] 中島 成泰:1
[著者] 劉 大革:2, 桝屋 大輝:1, 横田 直哉:1, 鈴木 雄二郎:1, 横見瀬 裕保:2
1:神鋼病院呼吸器センター呼吸器外科, 2:香川大学呼吸器・乳腺内分泌外科

【目的】肺多形癌の手術標本で複数のバイオマーカーを検索し、抗癌剤に対する感受性ならびに予後因子との関連について評価した. 【方法】2007年1月~2013年12月の手術標本18例を使用して、ERCC1、classIII-β-tublin、TS、RRM1、EGFRの計5種類を検索した.また予後との関連についても統計学的に評価した.【結果】抗癌剤に感受性のある陰性所見を呈した症例は、ERCC1(-)13/18例、RRM1(-)10/18例、β-tublin(-)5/18例、TS(-)は4/18例. EGFRは測定可能であった12例すべてでwild-type.特にERCC1(-) RRM1(-)群は7/8例が生存し、5年以上の長期生存3例を全て含んでいた.またERCC1(-) RRM1(-)群はそれ以外の群と比較して、log-rank testで有意差を認め(p=0.0467)、予後良好であった.【考察】肺多形癌のERCC1(-)・RRM1(-)群は他の群より予後良好であることがわかった.肺多形癌では癌細胞のDNAに直接作用する抗癌剤が有用である可能性が高いと考えられた.
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版